【幻のスピンクパターン】英国 ヴィクトリア女王 クラウン試鋳アルミニウム貨 1887年 ESC-2690(R5) NGC(PF63+CAMEO)

英国王 ヴィクトリア Victoria（1839-1901）のアルミニウムプルーフパターンクラウン（5シリング）
NGC PF６３＋ CAMEO
以前のクラウンデザインとは著しく異なり、女王の4分の3が胸像で、ベールをかぶり王冠を戴き顔はやや左に向けているため右目も描かれた珍しいデザインです。複雑な彫刻が施されたデザインで制作されており、特にベールの細かな造形には目を奪われます。

【コインの歴史】
GREAT BRITAIN Victoria ヴィクトリア(1837~1901) / Pattern Crown in Aluminium 1887 / ESC-2690  Design by J.R.Thomas 製造5~10枚旧ESCカタログ によればレアリティ―はR5であり人気も稀少度も文句なし。昨今のヴィクトリアブームも相まって今後が楽しみになる一品であろう。ヴィクトリア女王の在位50年を記念するために英国王室御用達 SPINK＆ SON社が制作した試作Crown貨シリーズの一枚。今回出品された品はプレインエッジにMADE IN BAVARIAの刻印が施されたタイプで、L&Mカタログによればプレインエッジ10枚のうち一部にこの刻印打ちの存在が確認されている。ロッチェル・トーマスのデザインが使用された本品は肖像面・紋章面ともに極めて精緻な彫刻で仕上げられており、1666年創業の老舗SPINK社の技術力の高さを存分に示している。英国試作貨コレクターにとっては見逃すことのできない1枚である。

SPINK社カタログ EINGLISH SILVER COINAGEによると当コインであるアルミニウム・パターンはエッジにMADE IN BAVARIAという刻印の有無あわせても１０枚以下という記録がある。

近年、ヴィクトリア女王のコインはゴチック・クラウンから始まり、ヤング、ジュビリー、ヴェールと値上がりの一途をたどっています。ジュビリーヘッドのプロトタイプであるスピンク・パターンも今後が期待できる一枚です。
次いつ出てくるかわかりません。この機会に是非ご検討ください。