管理番号 | 新品 :91935111 | 発売日 | 2024/01/23 | 定価 | 42,800円 | 型番 | 91935111 | ||
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1973年に発売されたパイオニアのプリメインアンプです。当時のパイオニアのプリメインアンプではハイエンドの製品でした。ファイナルは東芝のメタルトランジスタ2SC1079/2SA679を使った、シングルエンド純コンプリメンタリで、出力は60W+60Wです。 トーン回路にはパイオニア独自のツイントーンコントロールを採用しています。トーンコントロールは、一般的な可変抵抗器を用いず、ロータリースイッチとCR(コンデンサ、抵抗)を組み合わせた回路で実装され、手配線の技巧によるたいへん凝ったものです。 4種類のレンジに対するコントロールが可能で、メインは±10dB、Subコントロール±が6dBの調整ができます。 特別な機能として、スピーカーBは出力レベル調整が可能です。スピーカー2セットを切り替えて使うユーザーには大変便利で、他には見ないものです。内部コンストラクションは、パイオニアらしく写真映えのする美しいものとなっています。 製造後、半世紀が経過していますが、オーディオに憧れた当時を彷彿とさせる音を聞かせてくれます。 メインボリュームの交換、一部のRCAジャックの交換や劣化トランジスの交換など大幅なメンテナンスを実施しました。DCバランスやバイアス電流はサービスマニュアルに従って調整してあります。 また、高級感を出すためにキャビネットをオイルスティンでマホガニー色に着色しました。仕上げはクリアラッカーで艶あり仕上げです。 ボリューム、スイッチ類は概ね良好ですが、トーンコントロール系にわずかなポップノイズが発生することがあります。電源投入直後は大きいですが、次第に安定します。筐体は内外部とも錆はありませんが、リアパネルの塗装がはがれた個所がありましたので、目立たないように補修してあります。 フォノEQはMMカートリッジのみ対応です。