【非売品】 永田部隊 海軍第202設営隊 手記集

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【非売品】 永田部隊 海軍第202設営隊 手記集平成8年4月刊行内容海軍最初の玉砕設営隊と称せられる「海軍第202設営隊(永田亀雄少佐)」。 およそ1,000名の将兵・軍属がビアク(Biak)島で亡くなった。連合軍のビアク島上陸(1944年5月27日)によ って、上陸を果たせなかった第202設営隊の約130名は、遠く西方のハルマヘラ島で海軍第203設営隊の第6中隊に編入され、終戦まで過ごした。そこでも、飢餓、熱帯病は次々と兵士を襲った。1943(昭和18)年12月14日、横浜港を出港した宇洋丸(6,376総トン)は 、12月21日、九州の佐伯沖合い(豊後水道深島南南東31km)で米潜水艦「Sail Fish」の魚雷を三発受け、午前11時44分沈没。同部隊計950名中、192名が海没。この日本近海での撃沈事件は極秘とされ、生き残り軍属(注:設営隊 の隊員は軍属で、通常工員と呼ばれた)らは、佐伯航空隊に救助された後、広島県呉の沖合いに浮ぶ三子島へ移送され 、そして横須賀へ戻った。そして、補充軍属を加えた上で、総計1,150名の同隊員が、翌年1944年2月21日、豊岡丸で再びニューギニアへ向けて航海に乗り出した。ビアク島には、いまだ祖国に還れない海軍第202設営隊の将兵の遺骸が瞑っている。

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